新国立競技場でサッカーのルヴァン杯決勝戦を観戦をした際に、ミラーレスで撮影をしてきました。
座席からどの焦点距離で、どのような感じで撮影できるかを調べている方向けに、作例を載せていますので、ぜひ参考にしてください。
おすすめの位置はスタジアムの真ん中よりも少しコーナー側、カメラはAPS-C機で望遠レンズ200mm程度(フルサイズ換算300mm程度)がベターです。ぜひ、本編と作例もご覧ください。
新国立競技場の概要
新国立競技場は、東京オリンピック・パラリンピックの主会場として建てられ、2019年7月に開場した施設です。
写真撮影におすすめの座席
写真撮影におすすめの座席ゾーンは、メインかバックの真ん中あたりがよいと思います。
埼スタでの撮影の記事でも記載をしているので併せて参考にしてください。
スポーツ観戦おすすめのカメラとレンズのスペック紹介
カメラはAPS-C機、レンズは望遠で200mm(フルサイズ換算300mm程度)以上がよいと思います。
おすすめのカメラとレンズのスペックについては、以前の埼スタ観戦の時と同様ですので、そちらの記事も参考にしてください。
撮影環境
撮影場所
今回、撮影した席はバックスタンドの132番、座席は20列目程度でした。
サッカー専用スタジアムではないため、陸上トラック分も含めるとピッチまでの距離は、40m~50m程度はあったのではないかと推定されます。
使用した機材
今回は、APS-C機のうち、自分がメインで使っているソニーのSONY α6400を使っています。
レンズは210mmまで撮影できるSEL55210使っています。
焦点距離はフルサイズ換算で315mm程度となっています。
撮影設定
撮影する際の設定は、カメラのスポーツモード!ではなく、シャッタースピード優先でチャレンジしました。
動いている被写体を撮影する際は、シャッタースピードが速い方がブレずに撮影できるので、1/400などで撮影するとよいと考えています。
焦点距離の比較写真
センターサークル付近を撮影した写真で比較をしていきます。
なお、以下では焦点距離はすべてフルサイズ換算としています。
撮影した写真をトリミング等してズームしているので、どのくらいまでのズームであれば鑑賞に耐えうるのかの参考にもなればと思います。
焦点距離26mm(iphone13)
スタジアムの雰囲気も含めた写真にはよいと思います。
焦点距離83mm
少し遠めですが、選手の位置関係などを映すことはできています。
焦点距離105mm
選手の表情を映すには少し遠い感じがしますが、選手間の距離感をよくおさめられています。
ただ、トリミングしても表情までくっきりという感じではないでしょうね。
焦点距離210mm
センターサークル付近ですが、200mm程度でもかなり大きく映せています。
ここからトリミングなどすれば、かなりアップに取れています。
焦点距離315mm
トリミングが不要なくらい十分に大きく映せています。
作例集 試合の様子
以下では、試合中の様子を撮影した作品を紹介します。焦点距離や設定などを参考にしてもらえると、どのような写真が撮れるのかイメージがつきやすいと思います。
個人的な反省点としては、シャッタースピード優先で1/400~としたため、画像が全体的に少し暗い感じになってしまっているかな、という印象はあります。
次回に反省を活かしていきたいです。
試合前の黙とう
前日に、元日本代表FWの工藤壮人さんが水頭症で死去したため、黙とうがありました。
工藤さんは柏レイソルでの活躍が印象強いですが、2017年からはサンフレッチェ広島にも在籍していました。
キックオフ直前
満田選手がボールに。加藤選手の精神統一していました。
ボールを要求するベン カリファ選手
スローインかなにかの前後のシーンです。手前のタッチライン際なので選手の表情もよく映っています。
コーナーキック塩谷選手のヘディング
このくらいのシャッタースピードならば、ヘディングでの競り合いや、ボールもわりとくっきりおさめられています。
ただ、ピントがやや甘いですね。。
キム ジンヒョン選手のゴールキック
シャッタースピードあげてみました。キックの瞬間もくっきりとれています。
広島のPK
C大阪のハンドによりPKが広島に与えられました。
広島のロスタイム逆転ゴール
コーナーキックにソティリウ選手が合わせ、ボールはゴールにすいこまれていきました。
連射のスピードを、Midにしてしまったので、ちょっと細切れみたいになってしまっていました。
セットプレーの時は連射速度をHiにしないとですね。
あいさつ回り中の清武選手
悔しそうな表情がみてとれました(この辺はあまり写真をとらず、選手をみていたので…)
優勝カップを掲げる広島
失点に直結するミスをした佐々木選手も安心したでしょうね。
最前列で立ち上がるおばさんがいたので映り込んじゃいました。
作例集 スタジアム付近の様子
新国立競技場はオリンピック・パラリンピックのために新しく作られた施設で、周辺にはオリンピックミュージアムなどもあり、スタジアムを訪れる際には早めにいくとよいかもしれません。
聖火台もあったのですが、望遠レンズしかつけておらず超拡大になってしまったのと、ピカピカで周囲の人が映り込んでしまうので掲載は止めました。
五輪のモニュメント
子ども連れの人がたくさん集まっており、撮影スポットとなっていました。
過去のオリンピックの記録
競技場の外壁のいたるところに過去のオリンピックの記録などが掲示されています。
それをみてまわるだけでもかなり楽しかったです。
きれいな外観
建物そのものがとれもきれいです。
アートな外壁
外壁の一部にアート的な壁がありました。こういうのを発見するのもまた楽しいですね。
まとめ
ここまでの作例でも示した通り、おすすめをまとめてみますと以下になります。
おすすめの座席とカメラ・レンズのスペックまとめ
- 座席はスタジアムの真ん中よりも少しコーナー側
- カメラはAPS-C機でOK!
- 望遠レンズは300mmあるとピッチ全体で満足いく写真が撮れる
おすすめのカメラの撮影設定
- シャッタースピード優先モード 1/400より速いくらいが望ましい
- (絞りとISO感度はカメラの自動設定で)
シャッタースピード優先とした際に、暗くなりすぎないような調整も必要かと思いました。
ぜひ、皆様もよい写真が撮れるようにお祈りしています。スタジアム撮影をしようとしている人の参考になれば幸いです。
今回はここまで~。最後まで読んでいただいた方ありがとうございました!
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