2022年の10月中旬に香港に行く予定ができましたので、22年10月時点での香港入境時に必要となる準備をまとめています。
なお、検疫情報などは状況に応じて更新されているので、最新情報は必ず政府や公的機関の発表する情報を確認してください。
本記事は、香港入境のための飛行機のチェックイン、香港到着時検査、PCR検査結果の通知と香港での健康観察の3つのパートと日本入国のパートで構成されております。
香港への入境手続きについて調べた前回の記事も併せてご確認ください。
飛行機への搭乗手続き
今回はCathay Pacificを利用しました。
オンラインチェックイン、空港チェックインの双方で、香港政府から取得したQRコードの提示などが求められます。
混雑状況によっては、時間がかかることも想定されますので、早めに空港に行くとよいでしょう。
オンラインチェックイン時のドキュメントの確認
飛行機にチェックインする際には、オンラインチェックインが可能です。
オンラインチェックインと合わせて、入境に必要な書類(香港政府発給のQRコードなど)をアップロードすることができます。
出発予定時刻の8時間より前に提出された場合は、事前に必要書類の確認をしてもらうことができます。
ドキュメントの提出
オンラインで、QRコードなどの書類を提出します。
QRコードは取得したもののスクリーンショットを提出してOKだったように記憶しています。
書類を提出すると以下の内容の自動メールが送られてきます。
Thank you for submitting your travel documents for flight.
Our team will review your documents and if any information is missing or additional details are required, we’ll email you so you can upload the relevant files.
Once all the documents are in order, a confirmation email will be sent letting you know that you’re ready to fly.
If your submission is within 8 hours of your scheduled flight departure time, the document check will be completed at the airport.出所:Cathay Pacificからのメール
For any changes to your itinerary, please provide us with your updated flight details and all required documents via a new submission.
書類の確認結果の連絡
自分の場合は、書類の確認はすぐに完了し、2~3時間後に以下のフライト準備完了のメールが来ました。
FLY READY
Your COVID-19 test and other required health documents have been successfully verified and meet the travel requirements for flight xxx to Hong Kong.
Please ensure you bring printed or digital copies of the original documents with you to the airport, as they must be presented to health and immigration officials on arrival.
Passport, HKID, Visa and onward/return tickets (if applicable) validations will be completed at the airport.
You may be denied entry if you don’t provide the correct travel documents.
出所:Cathay Pacificからのメール
なお、書類が不足している場合などはメールで連絡があるそうです。
書類の原本の印刷かデジタルコピーをして空港に持参すること、正しい書類が提出されない場合は入国が拒否されるなどの可能性があることが記載されています。
カウンターチェックイン
通常のパスポート、ビザなどのチェックに加えて、ここでもQRコードなどの提示を求められました。
QRコードの提示
ここではスキャンなどはせず、QRコードの色(緑ならばOK)と記載されている有効期限が確認されたと思います。
記載事項の確認
先ほど、「正しい書類が提出されない場合は入国が拒否されるなどの可能性がある」と注意書きがあることを述べましたが、実は今回の旅行では、何のトラブルか、航空券の姓名が逆に登録されているというトラブルがありました。
結果的には、追加手数料を払い、姓名の登録を修正したため、事なきを得ましたが、ネットで調べていると、予約をしたエクスペディアのサービスにも問題がありそうということがわかったので、別途まとめたいと思います。
>>>エクスペディアでの航空券手配について(記事作成中)
香港到着時の検疫
機材トラブルによるフライトのキャンセルなど、いろいろあって大変でしたが、本記事は検疫関係をまとめているので今回はスキップして、到着してからのことを書いていきます。
空港では、検査場にてQRコード読み取り、PCR検査を実施しました。とてもスムーズでした。
到着から検査場へ
空港に到着すると、いつも通り飛行機から降りて、長い廊下を歩いていきます。
同じ時間帯に別の到着便などと一緒にならないような配慮がされていると思います。
QRコードの提示
検査場につくと、列に並んで受付を待ちます。
係員の人にQRコードを読み込んでもらいます。
そうすると以下のようなストラップをもらえるので、こちらを首から掛けます。
あと、検査ブース番号の書いてある紙をもらうので、すぐ隣にあるPCR検査場へ移動します。係員にも「Aに行って」のように案内されます。
PCR検査
展示会にあるようなパーティションで隣と壁で区切られたブースみたいなところに、看護師さん(?)が一人います。
そこで、ストラップのバーコードを読み取ってもらい、バーコードに記載されている番号と検査キットの番号の照合します。
それが終わると検査をしてもらいます。
いわゆる鼻腔ぬぐい液のもので、鼻から綿棒を入れてあっという間に終わりです。
検査場自体は、見える範囲でブースが20以上はありました。
とてもスムーズですべての工程で5分もかからずに終わったように記憶しています。
検査終了後
検査終了後は検査結果を待つ必要がなく、そのまま入国手続きをして荷物の受け取りなどをして、市街へ行くことができます。
荷物が出てくる時間の方が待たされた記憶があります。
なお、ストラップは検査をするときだけに必要なので、検査終了後はすぐに外して大丈夫なようです。
PCR検査結果の通知と香港での健康観察
自分は、約20時間の滞在であったため、PCR検査の結果は受領しましたが、到着後数日間の健康観察検査は受けていませんし、飲食店に入る機会もなかったので詳しくはわかりません。
PCR検査結果の案内
検査して4時間後くらいにSMSにて、検査結果のメールがきました。
QRコード申請時に電話番号などを登録しているのでそこに連絡がくる形になっています。
SMSを受信できるような設定にしておくとよいと思います。
[COVID-19 Test result (25-10-2022) is negative]
出所:香港政府からのメール
当たり前ですが、結果を見て安心しました。
到着後の健康観察
現時点では、到着日を0日目として、0日目(空港到着時の受検)、2日目、4日目、6日目にPCR検査を、また1日目から7日目まで毎日、迅速抗原検査を実施する必要があるようです。
自分は、到着0日目に出国してしまったので受けてはいませんが、検査は指定の機関で受けられるようです。
以下の記事が参考になると思います。
JETRO「香港、入境者に対する強制隔離措置を撤廃、往来の正常化へ」
https://www.jetro.go.jp/biznews/2022/09/9af690274fda1515.html
The Government of the Hong Kong Special Administrative Region
https://www.coronavirus.gov.hk/eng/inbound-travel.html
検査のリマインダー
自分は0日目に出国をしましたが、健康観察期間に出国する際の手続きの必要があったのかわからず、継続してSMSでのリマインダーと、電話でのリマインダーがきました。
SMSでのリマインダー
【Important reminder for persons arrived at Hong Kong】
The Government requires you to undergo a PCR testing yesterday, that is on xx/10/2022. Have you done the test yesterday?In case you have not, you need to go within today to a Community Testing Centre (CTC) or mobile specimen collection station, and show your Notification of Medical Surveillance for free testing, or attend a Government recognized local medical testing institution for self-paid testing.
Remember to use the identity document number printed on the Notification of Medical Surveillance for registration.
Please ignore this message if you have been issued an isolation order or quarantine order due to having been diagnosed or in contact with confirmed cases of COVID-19 infection after arrival to Hong Kong.
(一部、中略)
A warm reminder once again: According to the Government requirement currently in force, you are required to undergo mandatory PCR-based testing by professional swab sampling for COVID-19 on xx/10/2022,xx/10/2022,xx/10/2022.
A person who fails to comply with the compulsory testing notice may be liable to a fine of $10,000 and may also be issued with a compulsory testing order.
出所:香港政府からのメール
昨日テスト受けた?的なリマインダーです。
自分が何月何日にテストを受けないといけないかの日付も書いてありますので、健康観察期間中に滞在する人は良く確認されるとよいでしょう。
ちなみに、検査命令を受けないと10,000ドル(香港ドル?)の罰金が科せられる可能性もありますし、若干、中国的な強権的な感じもでてきているので十分注意しましょうね。
電話でのリマインダー
5日?くらいたったころだったかと思いますが、非通知の電話番号から着信がありました。
出てみると、英語で、名前を確認された後、「香港にまだいるのか?」といったことを確認されました。
こちらからは、既に出国していること、また、到着0日目での出国なので、健康観察も一切必要がない旨を伝えたところ、「OK」と言われて電話がきれました。
香港から出るとき
出るときの検査は基本的にどこもゆるいのであまり問題にならないでしょう。
最終目的地の入国要件は確認しているか、といったことをチェックイン時に聞かれた程度でした。
日本への帰国
日本への入国の際は、事前にMy SOSを登録してファストトラックを利用できます。
日本への帰国手続きについて調べた前回の記事も併せてご確認ください。
Cathay Pacificへの搭乗
今回の旅行では、欧州に行き、再度、香港経由で帰ってきたのですが、欧州は完全にノーマスクの世界でした。
Cathay Pacificで香港で乗り継ぎをして日本へ帰国しました。
Cathay Pacificで飛行機内でもマスクをするようにとお達しがされており、欧州の空港で飛行機搭乗時にはマスクをするように乗務員からの指示がありました。
搭乗ゲートでは、このようなマスクとお手拭きを配っていました(自分はマスクを用意していたので使いませんでしたが)。
日本到着後にMy SOSを提示して青いカードをもらう
事前にMy SOSを登録してファストトラックを利用できます。
到着すると飛行機から降りたところで、空港職員が待機しており、My SOSの画面を提示させられます。
そんなこと知らされていないので、その場でスマホを出したりしていたので、すごい渋滞ができていました。
画面の色に応じた以下のようなカードをもらえます。
そしてそのまま、入国ゲートまで進んでいきます。
なお、青色カードとそうではない人で進行方向が分けられていたような気がします。
検疫情報の確認
列に並び、順番がくると係員のところへ行き、上記の青いカードを渡すとともに、My SOSの画面を提示します。
健康状態に問題がなければ、通過できます。
青いカードを持っている人はスムーズで、5分もかからず通過できました。
入国審査のゲートは自動化されており、パスポートを読み取らせて完了です。
なお、自分は乗継便だったこともあるのか、荷物が出てくるまで15~20分くらい待ったので、そちらの方がよほど時間がかかったという感じでした。
まとめ
香港入境と日本帰国についてまとめてきました。
香港入境は、搭乗前に用意した以下の3つで問題なく入境することができました。
- ワクチン接種証明書
- 出発24時間以内の迅速抗原検査の陰性
- オンライン申告によるQRコード
日本入国は、My SOSを用意することでスムーズに入国できました(My SOSは11/14まで)。
COVID-19の影響のある旅行はなかなか大変でしたが、欧州では元の生活になっており、日本ももう少しかなと期待しています。
今回はここまで~。最後まで読んでいただいた方ありがとうございました!
参考文献
The Government of the Hong Kong Special Administrative Region
https://www.coronavirus.gov.hk/eng/inbound-travel.html
厚生労働省
https://www.hco.mhlw.go.jp/
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27779.html
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_certificate.html
JETRO「香港、入境者に対する強制隔離措置を撤廃、往来の正常化へ」
https://www.jetro.go.jp/biznews/2022/09/9af690274fda1515.html
フライトをご利用になる全てのお客様へ・Cathay Pacificホームページ
https://www.cathaypacific.com/cx/ja_JP/covid-19/face-mask-requirement.html
コメント