2022年の5月に鹿児島県のトカラ列島(漢字表記は吐噶喇)に、年に1度だけ出ている住民向けの健康診断のレントゲン便に乗って弾丸視察をしてきたので、レントゲン便の予約から現地の訪問スポット、おすすめの過ごし方などを記載してきます。
今回は宝島についてまとめました。トカラ列島の情報は以下からご覧ください。
宝島について
人口約130人、財宝伝説が残る島
広さは7.1km2で、人口約130人程度。トカラ列島で最も南に位置する有人島。
イギリスの海賊、キャプテン・キッドが鍾乳洞に財宝を隠したという伝説が伝えられており、島名の由来になったとの説もあるようです。
海外がらみで略奪にあったり、宝島事件など歴史的な出来事も起きている島のようです。
滞在時間は1時間50分
到着時刻は10時5分ごろ
子宝島を出発して、30分ちょっとで、トカラ列島最後の島、宝島へ。
宝島のアートは、7島のうち最も盛大にかかれています。きっとアート好きな人が住んでいるんでしょうね。
いつも通り、一時下船の手続きをして出発していきます。
集落は港から近い
集落は港から近く、レントゲン便に乗っている人の多くは観音洞という鍾乳洞にも足を運んでいました。
宝島もハブが出る可能性がありますので、鍾乳洞付近ではご注意を。
恒例の島インフォメーション。
宝島で訪問した場所
観音洞までの道すがら
まずは、港から徒歩で片道約30分程度の鍾乳洞(観音洞)へ。
途中には民家もあり、山羊をかっている家や島Tシャツが干してありました。
島バナナがなっているところもちらほら。
途中には案内もあったりするので、迷うこともないと思いますが、分岐の際はGPSなどで道が間違っていないか確認しましょう。
鍾乳洞(観音洞)
そして、鍾乳洞(観音洞)に到着ー。
宝島には6つの鍾乳洞があるそうですが、観音洞が最大で約500mほど奥まで続いているそうです。
言い伝えでは、17世紀後半のイギリスの海賊、キャプテンキッドがこの島に財宝を隠した、とのことですが、この鍾乳洞がかなり奥まで続いているので、ここに隠したのではないか、との憶測もあります。
鍾乳洞の入り口に少し入ってみました。光が入るのはわずかに数メートルのところまでで、その先は完全に真っ暗で全く進む勇気がありませんでした。
スマホの電波も入らないので、もしものことを考えると、奥に入るのはとても危険だと思います。
鍾乳洞の様子はぜひ、現地でご確認ください(写真撮るの忘れました)
集落周辺
その後、集落へ戻りまして、散策をしました。
コミュニティーセンターには売店がありましたが、残念ながら営業時間外でした。
営業時間は、7:30~8:30、17:00~19:00と限定されているので、レントゲン便の訪問ではお買い物をすることはできないようです。
宝島の温泉施設、友の花温泉保養センター。
残念ながらこちらも営業時間外で入ることはできませんでした。
営業時間は、火曜日、木曜日、土曜日の17時~20時のようです。
この旅で、やたらと郵便局が目に入るようになりましたが、宝島にも郵便局があります。
あと、診療所にもはまりまし。こちらも医師は常駐していないようです。
港周辺をぶらぶら
港ではお迎えの壁画アートを鑑賞しました。生き物がちょっとコミカル?な感じで描かれていて。規模も内容も、いままでで一番アートでした。
堤防から、2日間お世話になったフェリーとしま2!とてもきれいでいい船でした。
海も青々していてとてもきれいです。
まとめ・おすすめの過ごし方
徒歩移動距離 約7キロ
GPSの移動距離を測るアプリでは、宝島では約7キロ歩きました。
観音洞の往復がかなり大きいですね。さすがに足がくたくたです。
おすすめの過ごし方
鍾乳洞は、気軽に中に入って探検できるわけではないので、滞在時間はそこまで長くないです。なので、鍾乳洞に行ってから集落を見ても十分に時間はあると思います。
宝島の集落を見るもの楽しいですし、イギリス坂では宝島事件という歴史的な事件も起こりましたので、そういった場所で歴史を感じるのもよいと思います。
参考・宝島事件
簡単に書くと、19世紀に、イギリス船が来島した際、牛を譲渡するように要求。郡司が要求を拒否したことでイギリス人と争いになり、イギリス人1名を射殺。
この事件がきっかけの一つとなり、幕府は1825年に異国船打払令を発令したそうです。
参考・鹿児島商工会議所
南国情緒や、財宝伝説、歴史の授業で習ったできごとのきっかけとなった地を巡っているとあっという間に船の出航時刻になっていると思います。
奄美大島への到着
到着は市街地から遠い東側の港
レントゲン便は一般的に船の到着する名瀬港ではなく、東側の佐大熊岸壁に到着します。
市街地まではそれなりに距離があるのですが、島旅モードで徒歩という選択肢もありでしょう。
ただ、到着に併せてタクシーも待機しているようなので、自分は普段、仕事でのタクシー利用になれているため即タクシーを捕まえました(笑)
帰りの移動については、奄美大島から飛行機で帰る人、翌日のレントゲン便の上り便で鹿児島市へ帰る人などさまざまですので、ご自身の予定に併せて、前後の予定も考えるとよいと思います。
奄美大島についてからの観光についてもまとめていますので併せてご覧ください!
【関連記事】フェリー手配や各島の紹介記事など
トカラの各島の様子は以下でまとめていますので併せてご覧ください。
トカラ列島のガイドブックもご紹介しておきます~
今回はここまで~。最後まで読んでいただいた方、ありがとうございました!
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